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アンマン旧市街(シタデル・ローマ劇場など)と死海散策

カテゴリ:史跡・リゾート訪問時期:2019年5月5月の気候: 14.3〜25.4℃ / 降水 10.6mm(雨1.6日)関連スポット:Amman CitadelJordan Archaeological MuseumUmayyad Palaceローマ劇場Amman Beach - Dead Sea
アンマン旧市街(シタデル・ローマ劇場など)と死海散策
アンマンの歴史碑

アンマン旧市街散策

キプロスから飛行機でヨルダンのアンマンへ移動した。空港から市内までは直通バスで50分ほどで、宿の近くまで到着できた。タンパク質を補給したくなり、近くのレストランでフライドチキンとフライドポテトの盛り合わせ、ピタパンを注文した。付け合わせのガーリックソースがよく合い、移動後の食事としておいしく食べられた。

チキンとピタパン
チキンとピタパン

この日は早めに就寝し、翌日はAmman Citadelへ向かった。標高が少し高い場所にあるため、丘からはアンマンのベージュ色の建物が広がる街並みを見渡せる。乾いた色合いの市街地と青空のコントラストが素晴らしく、シタデルに入る前からアンマンらしい景色を楽しめた。

シタデル入口
シタデル入口
アンマン市街の眺望
アンマン市街の眺望

少し歩くと、「amman」と刻まれた石碑が見えた。この地名の由来は古く、紀元前1200年頃に定住したアンモン人の王国「ラバト・アンモン」に遡るという。7世紀のイスラム勢力による征服以降もこの名で呼ばれ続け、661〜750年のウマイヤ朝の時代には、この丘の上にダール・アル・イマーラという行政複合施設が築かれ、バルカ地方の行政中心地としてアンマンが機能した。昔、世界史で習った王朝の名前が実際の史跡として目の前にあることに、懐かしさと不思議な実感を覚えた。

アンマンの歴史碑
アンマンの歴史碑

中を歩いていくと、複数の柱が立つヘラクレス神殿があった。ほとんど原形は残っていないものの、丘の上で柱と石材がまとまって残る姿は目立っている。ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの治世、2世紀に建てられたとされ、シタデルに残るローマ建築の遺構のひとつだという。

ヘラクレス神殿跡
ヘラクレス神殿跡

その近くにあるJordan Archaeological Museumにも立ち寄った。館内には金色の装飾品や、2つの頭を持つ像など、古来の出土品が多数展示されていた。2つの頭を持つ像は、アンマン近郊のアイン・ガザル遺跡で出土した「アイン・ガザル像」の一群とみられる。紀元前7200〜6250年頃の新石器時代につくられたもので、石灰プラスターと葦の骨組みからなる、世界最古級の大型人物像とされている。目にはビチューメン、つまり瀝青が塗られており、それが死海から運ばれたものだという。これから訪れる死海と、シタデルの博物館で見た古代の像が思わぬ形でつながった。

古代の金色装飾品
古代の金色装飾品
アイン・ガザル像
アイン・ガザル像

博物館を出て北上すると、青いドームが特徴的なUmayyad Palaceが見えた。8世紀前半に建てられたウマイヤ朝の宮殿複合施設で、現在残るドーム状の玄関広間、通称「キオスク」は後年に修復されたものだという。シタデルの丘に残る建造物の中では保存状態が良いとされ、乾いた石造りの遺跡の中でドームが印象に残った。

ウマイヤ朝宮殿のドーム
ウマイヤ朝宮殿のドーム

南側へ進んで景色を見てみると、眼下にローマ劇場が見えた。ローマの文化も当時この地で栄えていたことがうかがえる。劇場は2世紀、ローマ皇帝アントニヌス・ピウスの時代に建てられたとされ、6000人を収容できたという。当時の街はフィラデルフィアと呼ばれており、劇場は北向きに設計され、観客が日差しを浴びずに済むよう配慮されていた。丘の上から全体を眺めると、現在の市街地に囲まれながら残る規模の大きさがよく分かった。

ローマ劇場の全景
ローマ劇場の全景

帰りには近くのレストランでチキンビリヤニを注文した。ヨーロッパ方面を旅行していると米を食べる機会があまりなかったので、久しぶりに食べる米がおいしかった。夜に街へ出ると、月と星の飾りがブルーのライトとともに通りを彩っていた。落ち着いた街並みが印象的で、アンマン市内を歩いていて危険に感じることは少なかったように思う。

チキンビリヤニ
チキンビリヤニ
月と星の夜飾り
月と星の夜飾り

死海(Amman Beach)散策

翌日はバスで死海へ向かった。着いたのはAmman Beachで、門をくぐると綺麗に整ったプールゾーンがあり、さらに奥へ進むと念願の死海が見えてくる。プールやヤシの木の向こうに穏やかな水面が広がり、アンマン市内とは異なるリゾートらしい雰囲気だった。

死海ビーチへの入口
死海ビーチへの入口
プールと椰子の木
プールと椰子の木

実際に死海に入ってみると、噂通りかなりひりひりした。幸い傷口などはなかったが、長時間浸かるのは結構きつく感じた。死海の塩分濃度は海水のおよそ10倍とされ、そのため体が浮きやすい。標高はマイナス400m前後で、地球上で最も低い場所のひとつだという。アンマンより標高が1000m以上低く、気温もアンマンより5℃前後高くなる。塩分の刺激には注意が必要だが、浮力の高さで体が自然に浮く感覚は純粋に楽しかった。

死海の穏やかな水面
死海の穏やかな水面

死海を出た後は、近くのレストランでビュッフェを楽しんだ。旅の途中は食事が偏りがちだったので、野菜や料理をいろいろ取れる食事が、栄養価を正してくれるようでかなり嬉しかった。ビーチ周辺を散策すると、太陽の顔をした壁画のようなモニュメントもあり、水辺に入らなくても歩いて楽しめる場所だった。

死海周辺のビュッフェ
死海周辺のビュッフェ
太陽の顔の壁画
太陽の顔の壁画

バスでアンマン市内へ戻った後は、Wazzup Dogでホットドッグを注文した。ヨルダンではかなりの有名店で、複数のチェーン店を展開しているという。カリカリでジューシーなホットドッグは、何度食べても飽きない気がした。

ソース付きホットドッグ
ソース付きホットドッグ

アンマンと死海を続けて訪れてみると、思っていたよりも滞在しやすく、人々もフレンドリーな場所だと感じた。今回はシタデル付近の散策が中心だったので、再訪するならもう少し広範囲を歩いてみたい。

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アンマン城塞(Amman Citadel)
考古学博物館(Jordan Archaeological Museum)
ウマイヤ朝宮殿(Umayyad Palace)
ローマ劇場
死海 Amman Beach