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ブカレスト自然散策(凱旋門・King Mihai I Park・モリ湖)

カテゴリ:街歩き訪問時期:2026年6月6月の気候: 17.6〜28.9℃ / 降水 39.2mm(雨8日)関連スポット:凱旋門King Mihai I ParkLacul Morii
ブカレスト自然散策(凱旋門・King Mihai I Park・モリ湖)
道路中央に建つ凱旋門

今日はブカレストの自然を満喫することにし、凱旋門付近から複数のスポットを巡った。移動にはトラムが走るトゥルダ通りを利用したが、歩きやすい道でゆったりとした散歩が楽しめた。

凱旋門

まずは凱旋門へ向かった。ラウンドアバウトの中心に建つ姿には迫力がある。第一次世界大戦の勝利とルーマニア統一を記念したモニュメントで、フランス・パリの凱旋門を模したデザインが特徴だ。チケットを購入して内部に入り、階段を上って頂上まで行った。展示にはルーマニアの歴史や当時の衣装などがあり、興味深かった。特に頂上からの眺めは格別で、The House of the Free Pressまで見渡せた。無料で使える固定式の双眼鏡があり、遠くの景色も確認できた。

現在見ることができるこの凱旋門は、実は3代目にあたるのだという。1878年に独立戦争の勝利を祝う仮設の木造アーチとして最初に建てられ、第一次世界大戦後の1922年にも一度建て替えられたが、老朽化のため1935年から36年にかけて建築家ペトレ・アントネスクの設計で現在の姿に再建されたそうだ。高さは27mで、パリの凱旋門をモデルにしているというのも納得の堂々とした佇まいだった。

道路中央に建つ凱旋門
道路中央に建つ凱旋門
凱旋門から見た街並み
凱旋門から見た街並み

King Mihai I Park

次に訪れたのがKing Mihai I Parkだ。凱旋門のすぐそばにあるブカレスト最大級の公園で、現在はミハイ1世国王にちなんで名付けられている。エントランス付近には、豪華で特徴的な時計が設置されていた。整備された園内を歩いてリラックスできた。中心にあるはずのヘラストラウ湖は、訪問時は乾季のためか干からびていた。

この公園はもともと沼地だった一帯を1930年代に干拓して整備されたもので、1936年に「国立公園」として開園し、時代とともにカロル1世公園やスターリン公園など名前を変えながら、2017年に逝去したミハイ1世国王を偲んで現在の名称になったのだという。「ヘラストラウ」という旧称は、かつて湖畔にあった水車式の製材所(フィエラストラウ)に由来するそうで、公園の総面積は187ヘクタール、うち湖が74ヘクタールを占めるというから、東南欧でも屈指の規模の都市公園だと知った。

公園内の豪華な時計
公園内の豪華な時計
整備された公園の遊歩道
整備された公園の遊歩道

Lacul Morii

最後にトラムと徒歩を乗り継ぎ、街の西部にあるモリイ湖へたどり着いた。ここは市内最大級の水域を有する人工湖だ。周囲にはきれいな遊歩道が整備されており、散歩やジョギングをする人々の姿があった。開放的な雰囲気が非常に魅力的で、地元の住民が日常的に利用する理由がよく分かった。もしブカレストに住んでいてここにすぐ来られたなら、間違いなく毎日通っていただろう。

この湖は1980年代、ドナウ川支流ドゥンボヴィツァ川の氾濫を防ぐための治水事業として、チャウシェスク政権下で人工的に造られたものだという。建設にあたっては旧クルンガシ地区の家屋約400軒や教会、そして墓地までもが撤去されたそうで、地元では「モリイ湖(水車の湖)」をもじって「モルツィイ湖(死の湖)」とも呼ばれることがあるらしい。今では穏やかな遊歩道が広がる憩いの場だが、その成り立ちを知ると、目の前の静かな水面がまた違って見えた。

湖畔の遊歩道とベンチ
湖畔の遊歩道とベンチ
モリイ湖の遊歩道
モリイ湖の遊歩道

ブカレストは自然、歴史、そして治安の良さがそろった良い場所だった。中心部からは少し離れる場所もあったが、散策好きの方にはぜひ訪れてみてほしい。またいつか再訪したいと思う。

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