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福岡・太宰府・糸島の旅(太宰府天満宮・二見ヶ浦など)

カテゴリ:神社仏閣・史跡・自然訪問時期:2024年11月11月の気候: 10.3〜16.8℃ / 降水 92.6mm(雨9日)関連スポット:太宰府天満宮福岡城跡大濠公園福岡城 (伝)潮見櫓桜井二見ヶ浦 夫婦岩
福岡・太宰府・糸島の旅(太宰府天満宮・二見ヶ浦など)
大濠公園の観月橋

日本に用事があり、バンコクから久しぶりに帰国した。日程に余裕があったので、これまであまり訪れていなかった福岡市と糸島市を巡ることにした。到着した福岡国際空港を実際に利用するのは初めてだったかもしれない。市街の中心地から非常に近く、空港と街の距離はどこの都市もこれくらい近ければ便利なのにと思った。

福岡空港国際線
福岡空港国際線

太宰府天満宮

初日に向かった太宰府天満宮は、平安時代の学者・政治家である菅原道真公を祀る神社で、全国約1万2000社の天満宮の総本宮にあたる。道真公が亡くなった延喜5年(905年)に御墓所の上へ祠廟が創建されたのが始まりとされ、1100年以上の歴史を持つ。入口の桜門は派手で堂々としていた。

太宰府天満宮の桜門
太宰府天満宮の桜門

境内に入ると木々の生い茂る太鼓橋が現れる。「心」の字をかたどった心字池に架かり、過去・現在・未来を表すとされる橋だが、紅葉の季節だったこともあり、景色を眺めながらの散歩にも向いていた。境内には水面や橋、色づいた木々がまとまり、静かな空気が漂っていた。

太宰府天満宮の心字池
太宰府天満宮の心字池

石に刻まれた「太宰府天満宮」の文字は武骨な印象で、目にしたときには自然と気持ちが引き締まった。建物の装飾的な華やかさと、石碑の硬質な存在感の対比も印象に残った。

太宰府天満宮の石碑
太宰府天満宮の石碑

国の重要文化財に指定されている御本殿は、訪問時には改修に入っていた。2026年5月まで大改修が続き、その期間は建築家・藤本壮介氏設計の仮殿に参拝する形になっている。参拝後、近くの小山田茶店で梅ヶ枝餅をテイクアウトした。作りたてで温かく、最高においしかった。福岡土産では通りもんなども有名だが、出来立てのお菓子という意味では、私は梅ヶ枝餅を推したい。

博多の定食・福岡城跡

2日目は、まず博多駅近くの定食屋で鯖と唐揚げ定食を食べて腹ごしらえをした。明太子や高菜をおかわりできる博多の定食屋らしい内容で、食事としてかなり満足感があった。

鯖と唐揚げ定食
鯖と唐揚げ定食

その後、赤坂駅で下車して福岡城跡へ向かった。公園内を散歩しながら丘を登ったが、平坦な道を想像していたので、思った以上に起伏があることには少し驚いた。福岡城は初代福岡藩主の黒田長政が慶長6年(1601年)から7年がかりで築いた平山城で、別名は舞鶴城。明治まで黒田氏の居城だった。天守閣が存在したかは定かではないものの、天守台や南二の丸多聞櫓、伝・潮見櫓、下之橋御門などが残り、当時の様子をうかがえる。

福岡城跡からの市街地
福岡城跡からの市街地

天守台の高い場所からは、木々の向こうにビル群が見えた。空、街、池、木々が四層に重なるような風景で、登ってきた分だけ得られた眺めだった。天守台付近の埋門跡は、石の壁の間を通り抜ける構造で、どこかの遺跡に入り込んだような感覚がある。南丸多聞櫓は江戸時代から現在地に残る唯一の多聞櫓とされ、歴史的な価値を実感できた。

天守台からの眺望
天守台からの眺望
石垣の埋門跡
石垣の埋門跡

櫓や石垣は、街の中にありながら時間の層を感じさせるものだった。南二の丸多聞櫓は国の重要文化財、伝・潮見櫓と下之橋御門は県指定文化財で、城跡を歩くことでそれぞれの役割を想像しやすい。

福岡城跡の櫓(南丸多聞櫓)
福岡城跡の櫓(南丸多聞櫓)

大濠公園・潮見櫓

福岡城跡を出て大濠公園へ移動した。大濠公園は、黒田長政が福岡城を築く際に外堀として利用した博多湾の入江、草香江を、昭和2年(1927年)の東亜勧業博覧会を機に埋め立てて造園し、昭和4年(1929年)に開園した公園だ。総面積約39万8000平方メートルのうち約22万6000平方メートルを池が占め、中国の西湖を模したといわれる。広大で開放感があり、池の静けさとともにリラックスできる環境だった。中の島々を橋で渡り、最後に白い観月橋を渡り終えたときには、何となく達成感もあった。

大濠公園の観月橋
大濠公園の観月橋

園内では、特徴的な色彩のねじ巻き型モニュメントなど、アート作品も目に入った。水辺の自然だけでなく、こうした作品が散歩の途中に現れるため、歩いていて単調にならない。

大濠公園のアート作品
大濠公園のアート作品

帰りがけには福岡城の伝・潮見櫓にも立ち寄った。お堀に咲く蓮の花と重なり、櫓の存在感が引き立っていた。

福岡城(伝)潮見櫓
福岡城(伝)潮見櫓

博多もつ鍋・糸島サイクリング・夫婦岩

3日目は、博多もつ鍋 おおやま KITTE博多店でもつ鍋セットを食べた。もつ鍋に加えて、麺や明太子などが並ぶ内容で、糸島へ向かう前の食事として充実感があった。

博多もつ鍋のセット
博多もつ鍋のセット

博多駅から筑前前原駅へ移動し、駅横の観光協会で自転車を借りた。海岸線沿いを時計回りに一周するつもりで走り始めると、潮風が気持ちよかった。北側へ出ると風はだいぶ強くなったが、それでも進み、海岸沿いの景色を楽しんだ。自転車で海辺を走る久しぶりの感覚もよかった。

糸島の海岸と自転車
糸島の海岸と自転車

桜井二見ヶ浦の夫婦岩が見えたところで自転車を止めた。白い鳥居の向こうに、仲が良さそうに並ぶ二つの岩があり、この島を見守っているように感じられた。桜井二見ヶ浦は、伊勢二見浦が「朝日の二見浦」と呼ばれるのに対して「夕日の二見ヶ浦」として知られる景勝地で、古くから櫻井神社の社地として神聖視されてきた。海岸から約150メートル沖の夫婦岩は男岩が高さ11.8メートル、女岩が11.2メートルで、二つを結ぶ大注連縄は長さ30メートル、重さ約1トン。昭和43年(1968年)建立の白い鳥居とともに、日本の夕日百選にも選ばれている。

桜井二見ヶ浦の夫婦岩
桜井二見ヶ浦の夫婦岩

自転車を返す時間が迫っていたため完全な一周はできなかったが、糸島の自然と久しぶりのサイクリングを十分に楽しめた。福岡は見どころが多く、今回訪れた場所も含めて、今後何度でも訪れて楽しみたいと思う。

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