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ゲッレールトの丘・シタデラ

カテゴリ:観光地訪問時期:2026年7月7月の気候: 18.5〜29.5℃ / 降水 43.2mm(雨6.8日)関連スポット:自由橋(サバッチャーグ橋)シタデラ自由の女神像
ゲッレールトの丘・シタデラ
街を見下ろす女神像

ゲッレールトの丘

ブダペストの街を一望できる場所を求め、サバッチャーグ橋(自由橋)を渡ってゲッレールトの丘へと向かった。この橋は1894〜96年に建設され、当時は皇帝フランツ・ヨーゼフ1世にちなみ「フランツ・ヨーゼフ橋」と呼ばれた、ハンガリー建国千年祭を記念する橋の一つで、緑色に塗られた橋塔の先端には神話の鳥トゥルルの像が据えられている。第二次大戦で大きく破壊されたが、戦後最初に再建された橋でもあるという。標高235メートルのこの丘は、11世紀に処刑された聖ジェラールにその名が由来するという歴史を持つ。

自由橋の鉄骨構造
自由橋の鉄骨構造

登る途中で見かけた十字架は、岩肌がむき出しになった丘の上に立ち、象徴的な存在として静かに佇んでいた。空を見上げると、時折雲の切れ間から光が差し込んでいる。

この十字架は、丘の名の由来となった聖ジェラールを記念して立てられたものだという。伝承では、聖ジェラールはこの丘から樽に詰められて突き落とされ命を落としたとされ、荒々しい最期の逸話が、この静かな丘の空気に少しだけ緊張感を添えているようだった。

丘の上の十字架
丘の上の十字架
逆光の十字架
逆光の十字架

シタデラ

頂上のシタデラは、外から見ると非常に重厚な石造りの建物である。1851年、1848〜49年革命後にハプスブルク帝国が市民の監視や威嚇の目的で建設したとされ、1956年のハンガリー動乱の際にはソ連軍がここから市街を制圧したという歴史も持つ。そうした背景を知ると、その無機質で堅牢な佇まいにも納得の重々しさを感じた。ちょうど2026年に大規模な改修を終えて再オープンしたばかりとのことで、白い石壁は真新しく見えた。

要塞の石造り
要塞の石造り

自由の女神像と眺望

シタデラのそばには川の方角に向かって立つ自由の女神像があり、その周辺からの眺めは見事であった。彫刻家シフォルドル・キシュファルディの手による、台座含め高さ40mにも及ぶこの像は1947年に除幕された、パーム椰子の葉を掲げる女性像。当初はソ連軍によるブダペスト解放を記念する像だったが、1989年の民主化後、両脇にあったソ連兵の像はメメント・パークへ移設され、碑文もハンガリーの自由と独立のために犠牲になった人々を称える内容に書き換えられたという。曇り空を背景にしたシルエットは荘厳で、その足元からドナウ川を挟んでくさり橋や国会議事堂、ブダ城までが一望でき、市内随一のパノラマと言われるのも頷ける。広大な景色を背景に、歴史の重みと街の現在が交差するような場所だった。都市の全景を一度に見渡したい人におすすめしたい。

街を見下ろす女神像
街を見下ろす女神像
頂上から望むブダペストの絶景
頂上から望むブダペストの絶景
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