バトゥミから十数キロ離れた湾岸の街ゴニオを、4月の天気のいい日に訪れた。今回の主な目的はゴニオ要塞だったが、海沿いの静かな町の様子も歩いて見ることができた。
バトゥミと比較すると非常に閑散としており、主要な道路でさえほとんど人が歩いていなかった。海岸沿いの通りは歩きやすいものの、シーズン外れということもあって店はほとんど開いていない。海はバトゥミよりきれいだということなので、シーズン中には人も増え、店も営業するのだと思う。海岸には小石が広がり、通り沿いにはヤシの木と高層の建物が並んでいたが、全体としてはまだ開発中で、発展している最中の街という印象だった。

歩いている途中には放し飼いの牛にも出会い、リゾート地として整備されつつある一方で、そのままの生活がまだ残っている地域だと感じた。昼食は周囲にほとんど店がなかったため、グーグルマップにもレビューがないような店に入った。ピラフ、肉の炒め物、野菜の炒め物で50ラリ。バトゥミ近辺ならあり得ないほど高く、バトゥミ市内なら高くても30ラリ程度で収まると思う。久しぶりの失敗だったが、少し高いだけでせいぜい3000円と考えて気を取り直した。


メイン道路沿いにあり、バス停もあるのでアクセスは非常に良かった。内部は広々としていて、木で作られたアーチの下に石畳の道が続き、ヤシの木や芝生も整えられている。要塞の壁は厚く、石の積み方もしっかりしており、防御の要としての役割を十分に担っていたことが伝わる。壁の内側には窓のような開口部が並ぶ区画もあり、苔や草の緑が古い石壁に残っていた。



要塞内には宿営用のテントのような展示もあり、中央の赤いテントへ続く通路の両側には鋭利な槍が並べられていた。当時の兵士が使った道具を想像しやすく、単に城壁を見るだけではない面白さがある。投石器や荷物を運ぶ車も木造で再現されており、規模の大きな投石器は屋根付きの展示スペースに置かれていた。




