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ゴニオ要塞と海沿いの静かな町

カテゴリ:史跡・ビーチリゾート訪問時期:2026年4月4月の気候: 9.2〜18.4℃ / 降水 117.4mm(雨12.2日)関連スポット:Gonio FortressGonio Beach
ゴニオ要塞と海沿いの静かな町
要塞壁の石造区画

バトゥミから十数キロ離れた湾岸の街ゴニオを、4月の天気のいい日に訪れた。今回の主な目的はゴニオ要塞だったが、海沿いの静かな町の様子も歩いて見ることができた。

バトゥミと比較すると非常に閑散としており、主要な道路でさえほとんど人が歩いていなかった。海岸沿いの通りは歩きやすいものの、シーズン外れということもあって店はほとんど開いていない。海はバトゥミよりきれいだということなので、シーズン中には人も増え、店も営業するのだと思う。海岸には小石が広がり、通り沿いにはヤシの木と高層の建物が並んでいたが、全体としてはまだ開発中で、発展している最中の街という印象だった。

高層建物と海岸
高層建物と海岸

歩いている途中には放し飼いの牛にも出会い、リゾート地として整備されつつある一方で、そのままの生活がまだ残っている地域だと感じた。昼食は周囲にほとんど店がなかったため、グーグルマップにもレビューがないような店に入った。ピラフ、肉の炒め物、野菜の炒め物で50ラリ。バトゥミ近辺ならあり得ないほど高く、バトゥミ市内なら高くても30ラリ程度で収まると思う。久しぶりの失敗だったが、少し高いだけでせいぜい3000円と考えて気を取り直した。

草を食む牛
草を食む牛
昼食の三皿
昼食の三皿
ゴニオ要塞、またはゴニオ・アプサロスは、ジョージア最古の要塞とされる史跡で、1世紀にローマ軍が建設したとされている。222m×195mの長方形の城壁に囲まれ、周囲は約900m。塔は18基が現存しており、建設当初は22基あったとされる。6世紀にはビザンツ帝国、1547年からはオスマン帝国が支配し、1878年のサン・ステファノ条約によってロシア帝国領となった。1994年には博物館保護区に指定されている。

メイン道路沿いにあり、バス停もあるのでアクセスは非常に良かった。内部は広々としていて、木で作られたアーチの下に石畳の道が続き、ヤシの木や芝生も整えられている。要塞の壁は厚く、石の積み方もしっかりしており、防御の要としての役割を十分に担っていたことが伝わる。壁の内側には窓のような開口部が並ぶ区画もあり、苔や草の緑が古い石壁に残っていた。

要塞壁の石造区画
要塞壁の石造区画
木造アーチの通路
木造アーチの通路
城壁の上からは要塞内の広い敷地を見渡せる。芝生の中には道具の展示やテントが配置され、周囲には木々と山並みも見えた。要塞名の「アプサロス」は、コルキス王アイエーテースの息子アプシュルトスがイアソン、つまりアルゴナウタイに殺され、この地に葬られたというギリシャ神話に由来するとされる。また、イエスの十二使徒の一人マティアがここに埋葬されたという言い伝えもあり、現在もジョージア政府は墓とされる場所付近の発掘を禁じている。
城壁内の広い敷地
城壁内の広い敷地

要塞内には宿営用のテントのような展示もあり、中央の赤いテントへ続く通路の両側には鋭利な槍が並べられていた。当時の兵士が使った道具を想像しやすく、単に城壁を見るだけではない面白さがある。投石器や荷物を運ぶ車も木造で再現されており、規模の大きな投石器は屋根付きの展示スペースに置かれていた。

宿営用テントの展示
宿営用テントの展示
木製の大型投石器
木製の大型投石器
木造の運搬車
木造の運搬車
槍の展示は、盾のような板とともに壁際にまとめられており、武器の形状を近くで確認できた。城壁の内側には石造りの区画や見張りに使われたと思われる開口部が残り、歩きながら要塞の構造を具体的に見て回れる。バトゥミ付近ではこのような建造物はあまり多くないので、海岸沿いを散歩しつつ歴史的な場所を訪れたい人には向いていると思う。
城壁内の石室
城壁内の石室
槍と盾の展示
槍と盾の展示
今回はシーズン外れの静けさも含めてゴニオを見たので、次は人や店が出る時期のゴニオビーチを訪れてみたい。
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