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根室・野付半島めぐり(春国岱・納沙布岬・風蓮湖・竜神崎)

カテゴリ:自然・岬訪問時期:2023年9月9月の気候: 15.8〜19.7℃ / 降水 131.6mm(雨9.8日)関連スポット:春国岱納沙布岬風蓮湖畔公園野付半島
根室・野付半島めぐり(春国岱・納沙布岬・風蓮湖・竜神崎)
納沙布岬灯台

風蓮湖畔のロッジで過ごした朝、すぐ近くの春国岱から根室・野付半島をめぐった。野生生物や植物が多く生きる、ほぼ手付かずの自然を歩いてみたいと思っていた。

春国岱

春国岱は、風蓮湖と根室湾を分ける長さ8km、幅1.3kmの砂州で、名前はアイヌ語の「シュンク・ニタイ(エゾマツ林)」に由来する。第一から第三砂丘で構成され、砂丘上に自生するアカエゾマツの純林は世界的にも珍しいという。風蓮湖とともに2005年にラムサール条約登録湿地となっており、これまでに250種前後の野鳥が記録され、タンチョウやオジロワシも繁殖する場所だ。入口には「野生の生きものたちが主役をつとめる世界です」と書かれた看板があり、自然をありのまま保とうとする姿勢が伝わってきた。

野生生物の案内看板
野生生物の案内看板

歩いていくと川を横切る木製の橋が現れ、周囲の表情が変わっていく。涼しい場所によく生えていそうな独特の植物が多く、植生にも野性味を感じた。動物を数多く見たわけではないが、川のほとりには水を飲みに訪れた鳥もいて、自然の一場面をそのまま見せてもらったようだった。歩く時間は長かったものの、貴重な体験になった。湖畔には湿地と草地が広がり、曇り空の下で水面と遠くの林が静かに続いていた。

春国岱の湖畔
春国岱の湖畔
川を渡る木製橋
川を渡る木製橋
アカエゾマツの林
アカエゾマツの林

納沙布岬

次に向かった納沙布岬は、日本の本土最東端にあたる眺望スポットである。日本最東端という意味では小笠原諸島の南鳥島だが、北海道の先端に立つ場所としての実感は強かった。岬には北方領土返還祈願の石碑「魂」があり、海を背にした赤い文字が印象に残る。正面には白い納沙布岬灯台が立っていた。1872年、明治5年に初点灯した道内最古の洋式灯台で、「北海道灯台発祥の地」とされる。青く濃い海では波が大きな岩々に当たり、白いしぶきを上げる様子に迫力があった。

北方領土祈願の石碑
北方領土祈願の石碑
納沙布岬灯台
納沙布岬灯台
本土最東端の標柱
本土最東端の標柱
岩礁に砕ける波
岩礁に砕ける波

昼食は近くの鈴木食堂でサンマ丼を食べた。脂がのったサンマは旨味があり、最東端まで来た価値を感じる味だった。その後は望郷の岬公園へ行き、「四島のかけ橋」越しに海を眺めた。高さ13m、底辺35mのアーチ型モニュメントで、1972年に沖縄の波照間島で採火された「祈りの火」が北方領土返還を願って燃え続けているという。近くのカニ屋からは花咲ガニを配達してもらい、帰宅後にゆでて食べた。身がしっかり詰まっていて美味しかった。

サンマ丼の昼食
サンマ丼の昼食
四島のかけ橋
四島のかけ橋

風蓮湖

納沙布岬を後にして風蓮湖へ向かった。根室市と別海町にまたがる汽水湖で、面積52.1平方km、日本で14番目の大きさという。名前はアイヌ語の「フーレ・ペッ(赤い川)」に由来し、野付半島とともに野付風蓮道立自然公園を構成している。ラムサール条約登録湿地で、白鳥の飛来地としても知られる。実際に眺める風蓮湖は空の青さと水面がよく合い、根室十景に指定されているというのも納得できる、すがすがしい景色だった。

根室十景の風蓮湖
根室十景の風蓮湖
湖畔から見る水面
湖畔から見る水面

走古丹・野付半島(竜神崎)

その後はオフロードを走り、風蓮湖側の砂州である走古丹の先端まで行った。砂の色も変わり、春国岱や風蓮湖とはまた異なる風景が見られた。走古丹は冬になるとエゾシカの大規模な越冬地になるという。続いて向かった野付半島の竜神崎は、独特の曲がり方をした全長26kmの日本一の砂嘴の途中、観光客が到達できる遊歩道の終点にある。道はしっかりしていて、車で走っていて気持ちがよかった。竜神崎は別海十景のひとつで、野付埼灯台、別名竜神埼灯台の近くには原生花園が広がる。灯台越しの海の眺めはよく、野鳥観察舎もあったので、バードウォッチングも盛んな場所なのだろうと思った。野付半島も2005年にラムサール条約登録湿地となっている。

走古丹の海岸
走古丹の海岸
竜神崎の灯台
竜神崎の灯台
野鳥観察舎
野鳥観察舎

羅臼

この日の観光はほぼ終わり、夕食は羅臼の知床食堂で鮭いくら丼を食べた。大きな鮭の切り身といくらの組み合わせは期待にそぐわず、とても美味しかった。海産物と自然の恵みは北海道ならではの良さだと感じ、羅臼のホテルに泊まって翌日の知床散策に早めに備えた。

鮭いくら丼
鮭いくら丼
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