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イスタンブール中心部散策1日目(バヤズィト広場・グランドバザール)

カテゴリ:街歩き訪問時期:2026年6月6月の気候: 18.4〜27.6℃ / 降水 24.8mm(雨4.2日)関連スポット:グランドバザールバヤズィト広場バヤズィト・モスクBeyazıt TowerYeni Mosque
イスタンブール中心部散策1日目(バヤズィト広場・グランドバザール)
バヤズィト広場と大学の門

タイのバンコクからイスタンブールの空港へ到着し、まずは街の空気に触れるため中心部を散策することにした。空港からメトロを乗り継ぎ、Haliç駅付近の格安シングルルームへチェックイン。主要な観光地からは離れているものの、滞在中は快適に過ごせている。

バヤズィト広場・バヤズィト・モスク・Beyazıt Tower

最初に足を運んだのは、イスタンブール大学に隣接するバヤズィト広場周辺だ。ここには1500年から1505年にかけて建てられたバヤズィト・モスクがあり、コンスタンティノープル征服後にオスマン帝国が建てた最初の帝室モスク「ファーティフ・モスク」が地震で失われた後に建て替えられたのに対し、こちらは当時の姿をほぼ保ったまま現存する最古のオスマン様式モスクとして歴史を感じさせる。また、大学構内には遠くからでも一際目立つ高さ85mのBeyazıt Towerが建っている。1828年、木造家屋が多かった街を火災から守るための火の見櫓として建設されたこのランドマークは、現在も監視塔としての役目を続けているといい、大学敷地の一部として街の景観に溶け込んでいる。

広場に建つバヤズィト・モスクを手がけたのは宮廷建築家ヤクプ・シャーで、内部を飾る円柱の一部はローマやビザンツ時代の建造物から転用されたものだといい、鳩がとても多いことから地元では「鳩のモスク」の愛称でも親しまれているそうだ。塔の高さは85mとのことで、大学の敷地に紛れ込んだこの火の見櫓が、今なお街の景観の一部として機能し続けていることに時代を超えた面白さを感じた。

バヤズィト広場と大学の門
バヤズィト広場と大学の門
大学構内の監視塔
大学構内の監視塔
歴史あるバヤズィト・モスクの遠景
歴史あるバヤズィト・モスクの遠景

グランドバザール

広場の東側へ向かうと、すぐにグランドバザールがある。1453年のコンスタンティノープル征服直後、スルタン・メフメト2世がハギア・ソフィアの改修資金を賄うため1461年に建設を命じた、世界最大級の屋根付き市場で、宝飾品や絨毯、陶器と数千もの店舗がひしめき合っている。想像していたような喧騒や押し売りは一切なく、驚くほど整然とした空間だった。何か特定の品を購入したわけではないが、市場の独特な雰囲気を歩きながら味わうには良い場所だと思う。

現在の敷地面積は約3万平米、61本の通りに4000店以上がひしめいているとのことで、多いときには1日40万人もの人が訪れる、世界屈指の来場者数を誇る観光地でもあるという。木造だった時代には11回もの大火に見舞われ、1894年の大地震でも大きな被害を受けたそうだが、そのたびに再建を重ねて560年以上にわたり商いを続けてきたと知り、あの整然とした空間の下に幾層もの歴史が積み重なっていることを実感した。

グランドバザールの入口
グランドバザールの入口

Yeni Mosque

その後、北上して海沿いのEminonu広場へ向かい、Yeniモスクへ立ち寄った。1597年、スルタン・メフメト3世の母サフィエ・スルタンの命で着工されたものの、彼女の失脚とともに半世紀以上放置され、1660年の大火にも見舞われた末、後にもう一人の母后トゥルハン・ハティジェ・スルタンによって工事が引き継がれ、1665年に完成した、実に68年をかけたモスクだ。正式名称をイェニ・ジャーミイ(新しいモスク)と呼ぶ。海風が吹き抜けるエリアにあり、高いミナレットが青空に映える。モスクの正面から捉えたその姿は非常に壮観だった。周辺には海が近いため常に活気があり、モスク前には無料の水のカップが置かれ、暑い日差しの中では心からありがたく感じた。

実はこのモスクのすぐ隣には、同じくトゥルハン・ハティジェ・スルタンの命で整備されたエジプシャン・バザール(スパイス・バザール)が併設されているという。かつてはモスクの維持費を賄うための収益施設として建てられたそうで、宗教施設と商業施設が一体で計画されているあたりに、オスマン建築ならではの合理性を感じた。

海に近いYeniモスクの外観
海に近いYeniモスクの外観
モスクの回廊とミナレット
モスクの回廊とミナレット

Tavuk Kasap Döner

帰路につく際、Tavuk Kasap Dönerでケバブラップセットを注文した。価格は200リラ、日本円で700円ほどだ。セットのボリュームは非常に充実しており、ジョージアで食事をしていた時と比較しても、ケバブは安価でコストパフォーマンスが非常に高いと感じた。

ケバブラップのセット
ケバブラップのセット

イスタンブール中心部は活気に溢れており、滞在を通して治安の悪さを感じることはなかった。もっとも、予想以上に坂道が多く、移動には体力を要する。物価に関しては、かつて耳にしていた水準よりかなり上昇している印象を受けるが、今回のように食べる場所を選べば節約しながら生活することも可能だ。前回訪れた住宅街と比較すると中心部は物価が高めだが、街の歴史的中心地の密度濃い雰囲気に触れられた良い1日だった。

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