wanderworld

クタイシ旧市街の街並みとお気に入りの店

カテゴリ:街歩き・グルメ訪問時期:2026年7月7月の気候: 19.7〜28.5℃ / 降水 156.4mm(雨17日)関連スポット:Colchis FountainKutaisi Central ParkSoviet Sculpture ComplexVeriko Anjaparidze SquareWhite Bridge
クタイシ旧市街の街並みとお気に入りの店
コルキスの黄金噴水

クタイシの旧市街を歩いたときは、コルキスの噴水を中心に見どころが配置されていて、街の構造が分かりやすいと感じた。3千年以上の歴史を持つクタイシは、コルキス王国やアルゴノート伝説で知られる街でもあり、王女メディナやアイエーテースの話を思い出しながら散策した。

コルキスの噴水は、クタイシ中心部の円形広場にある大きな噴水で、2011年に除幕され、2012年5月完成とも言われている。ジョージア人建築家David Gogichaishviliによるもので、ヴァニ遺跡など周辺で出土した黄金細工のレプリカ30体が配されている。頂部にはコルキス王アイエーテースの馬が2頭据えられ、周囲にも動物をかたどった像が並ぶ。旧市街を歩くとき、私にとっては常に戻ってこられる目印だった。

コルキスの黄金噴水
コルキスの黄金噴水

噴水の北側には壮大なMeskhishvili Theaterがある。正面には列柱と大階段を備えた円形に近い建物があり、青空の下で広場から見ても存在感があった。噴水の西側にあるクタイシ中央公園は市民の憩いの場で、公園の目の前には市内のさまざまな場所へ行ける使い勝手のよいバス停もある。

劇場の列柱正面
劇場の列柱正面

中央公園の中にはさまざまなオブジェが置かれ、散歩の途中に眺められる。木々の間には音楽を題材にした白い彫刻もあり、広い緑陰が落ち着いた雰囲気をつくっていた。心を癒してくれる噴水やベンチもあるので、休憩にはちょうどよい。私はパン屋でロビアニやハチャプリを買い、ここでベンチに座ってたまに食べていた。

公園の音楽彫刻
公園の音楽彫刻
公園の列柱広場
公園の列柱広場
中央公園の噴水
中央公園の噴水
公園の南側の通りを越えると、Soviet Sculpture Complexがある。ここでは旧ソ連時代の彫刻を見ることができ、逆立ちをしている銅像など、街の中心部の印象とは少し違う作品が並んでいた。石造りの円形アーチと彫刻を組み合わせた構成で、木々に囲まれていることもあり、歩きながら一つずつ見ていく場所だった。
石造アーチの彫刻
石造アーチの彫刻
円環を飾る彫刻
円環を飾る彫刻
そこから川の方へ向かうと、Veriko Anjaparidze Squareが見えてくる。川沿いの公園で、ベンチがたくさんあり、歩き疲れたときに休める。See Georgia Tour Agencyがあるためツアーの予約もでき、Besik Gabashvili Amusement Parkへ向かうケーブルカーもツアー会社の2階から出ている。外国人料金は5ラリだった。川沿いからは水面や岩の多い流れ、対岸の緑地も見渡せ、旧市街の散歩に変化を加えてくれる。

公園の横には有名なWhite Bridgeがある。橋の上には映画のワンシーンをモチーフにした、帽子を両腕に持つ像があり、橋や山々の風景を背景に立っている。北側からは橋と川沿いの街並み、南側には遠くまで続く川の風景を見ることができた。旧市街そのものは大きくないが、こうした見どころやマーケットがまとまっていて、落ち着いて生活できるところだと思う。トビリシやバトゥミと比較すると人々が柔和な感じがするという話もよく聞くが、環境による影響もあるかもしれないものの、少なくとも私はそういう印象を持った。

長い川の風景
長い川の風景
ルスタヴェリ橋と山々
ルスタヴェリ橋と山々
銅像
銅像
旧市街にはレストランやカフェがいくつもあり、滞在中に気に入った店を4軒見つけた。まず何度も行ったのがPirosmaniで、コルキスの噴水から北側へ少し歩いた地下の店である。料理はリーズナブルでおいしく、英語のメニューもある。プハリ、オジャフリ、チャシュシュリといった定番料理を気軽に食べられ、ビールも2.5ラリから飲めるので使い勝手がよかった。写真では、ビールとともに、香草や玉ねぎを添えた料理、ジョージア料理の皿を店内でいただいた様子が残っている。これからも頻繁に利用することになると思う。
プハリ
プハリ
オジャフリ
オジャフリ
コルキスの噴水から南側へ少し歩いたところにあるBakery Sanimushoも行きつけになった。パン、総菜、カフェの注文を気軽にできる店で、私はチキンラップやアップルケーキを食べた。写真に写るラップとケーキは、軽く食事をしたいときにも甘いものを取りたいときにも合わせやすい組み合わせだった。スタッフもフレンドリーで、立ち寄りやすい店だった。
チキンラップとケーキ
チキンラップとケーキ

Veriko Anjaparidze Squareの右手にあるBikentia’s Kebaberyは、有名なケバブ屋である。2つの大きなケバブにピリ辛ソースがかかっており、ビールがよく進んだ。このセットは12ラリで、すべて食べると本当にお腹いっぱいになった。気軽な店でしっかり食べたいときに向いている。

ケバブとビール
ケバブとビール

最後はWhite Bridgeを西側へ少し歩いたところにあるEldepoである。皮の薄いヒンカリが有名で、実際に食べてもおいしかった。豆の煮込み料理であるロビオもリーズナブルで、味もよかった。店内には雰囲気があり、サービス料は掛かるものの、万人に勧めやすいレストランだと思う。薄い皮のヒンカリとビールが並ぶ食卓は、クタイシでの食事をよく表していた。

ロビオ
ロビオ
ヒンカリ
ヒンカリ
悠久の歴史とおいしい食文化、人のやさしさが感じられるクタイシは、少し滞在しただけでお気に入りの街になり、私はこれからも何度も訪れることになると思う。
地図を見る