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沼津の香貫山と熱海の来宮神社・温泉めぐり(千本松原・湯前神社・熱海親水公園)

カテゴリ:神社・温泉・自然訪問時期:2020年12月12月の気候: 5.2〜12.7℃ / 降水 62mm(雨4.6日)関連スポット:千本松原香貫山公園湯前神社來宮神社熱海親水公園
沼津の香貫山と熱海の来宮神社・温泉めぐり(千本松原・湯前神社・熱海親水公園)
来宮神社の拝殿

2020年12月下旬、沼津の海産物と自然を楽しみ、まだ訪れたことのなかった熱海の来宮神社周辺を歩くため、車で出かけた。駅に近いホテルを拠点に、食事と散策、温泉を組み合わせた旅になった。

沼津ではまず、昼食にひもの和助のひもの定食セットを注文した。大きな魚は身がぎゅっと凝縮していて旨味があり、炭火で焼いた香ばしさも印象に残った。干物にして焼くと、魚の味が段違いにうまくなると感じた。定食にはご飯や汁物、小鉢、漬物、天ぷらも添えられており、歩き始める前の食事としてしっかり満足できた。

ひもの定食
ひもの定食

その後に向かった千本松原は、縦長の公園の中に松林が広がる場所だった。白砂青松100選にも選ばれた景勝地で、狩野川河口から田子の浦にかけて松林が続いている。園内には小さな稲荷神社もあり、松の間を通る細い道や、落ち葉の残る地面の静かな景色を楽しめた。風の影響を受けたのか、斜めに生えているような松が多く、同じ方向に傾く木々の姿にはこの場所らしさがあった。

松林の小道
松林の小道
松林の稲荷社
松林の稲荷社
戦国時代の合戦で荒廃した松林を、名僧の増誉上人が1本ずつ読経しながら植え直したと伝わることや、歌人の若山牧水が景観に魅せられて沼津に移住し、松林の伐採反対運動の先頭に立ったことも、この場所を歩いてから知ると印象深い。海産物を食べた後に風光明媚な松原を散歩する時間は、かなり贅沢に感じられた。
斜めに伸びる松
斜めに伸びる松

お腹が空いたところで、魚市場近くの海鮮丼工房尽へ移動し、金目鯛地魚丼を食べた。丼にはさまざまな魚が盛られており、甘みのある魚を気軽に味わえた。刺身好きの私にとって、海産物が有名な沼津はやはり素晴らしい街だと再確認した。

金目鯛地魚丼
金目鯛地魚丼

食後は川沿いを散歩しながら香貫山へ向かった。通りがかりの金網にあった標識で、ここが標高193mだと分かった。香貫山は沼津市街地南東部にある標高193mの山で、中腹の香陵台まで道路が通じているため、気軽にアクセスできる。標識には「沼津アルプス」や山頂を示す案内もあり、低い山ながら歩いている実感があった。

香貫山の標識
香貫山の標識

展望台周辺では、富士山を背景にした四角いアートが目に入り、紅葉も残っていた。広々とした場所には綺麗な五重塔があり、町並みや千本松原、富士山、南アルプスを一望できる展望もこの山の見どころだと思う。訪れた日は富士山に雲がかかっていたが、山と空を背景にしたアートや、チェック模様の床との組み合わせは独特だった。

富士山を望むアート
富士山を望むアート
香貫山の紅葉
香貫山の紅葉
山上の五重塔
山上の五重塔
香貫山自体は標高が低く、気軽にハイキングできる山だった。歩き続けていた旅の途中でも負担が大きすぎず、自然の中でリラックスするにはちょうどよかったように思う。下山後には沼津の有名寿司店、山正本店の寿司を注文し、ホテルでゆっくり食べた。素材一つ一つが際立っていて、毎日でも食べたいと思える味だった。この日はよく歩いたこともあり、満足したままぐっすり眠れた。
山正本店の寿司
山正本店の寿司

翌日は、前日の歩行で足に疲労がたまっていたため、まず熱海市の大湯にある日航亭へ向かった。広々とした湯舟で温泉に浸かると、効能もあって疲れが吹き飛んだように感じた。建物の前には温泉街らしい案内や石造りの飾りがあり、周囲の細い道と合わせて、熱海の古くからの湯の雰囲気が残っていた。

大湯の日航亭
大湯の日航亭

この付近には温泉が湧き出ている岩場のようなものが点在しており、湯前神社もある。鳥居の向こうに石段と社殿が続き、石垣や木々に囲まれた境内は、温泉街の中にある神社ならではの独特な雰囲気だった。岩の間から水が流れるような場所もあり、温泉と信仰が近い距離にあることを感じながら歩けた。

温泉地の岩場
温泉地の岩場
湯前神社の鳥居
湯前神社の鳥居
その後に訪れた来宮神社では多くの人がお参りをしていた。私も家族と友人たちの健康などを祈った。來宮神社は全国に十数社ある「キノミヤ神社」の総社とされ、御神木の大楠は樹齢2000年を超え、環境省の調査で全国2位の巨樹に認定されている。境内は本殿だけでなく、弁財天を祀った場所や、苔むした岩の造形が見事な場所などもあり、見て回るところが多かった。
来宮神社の拝殿
来宮神社の拝殿
弁財天の赤鳥居
弁財天の赤鳥居
木々に囲まれた境内では、赤い橋や小さな社、苔の付いた大きな岩と水面が印象に残った。岩の周囲には注連縄が張られ、光の当たる部分と木陰の濃さが混ざっていた。参拝客の多さは気になったが、古い木々に囲まれた空間には落ち着きがあり、神社の歴史や御神木を含めて、時間をかけて歩きたい場所だった。
苔むす岩と水面
苔むす岩と水面

熱海で最後に向かったのは海の方にある熱海親水公園だった。海岸通りを歩き、船が並ぶ様子や、山の斜面に広がる熱海の町並みを眺めた。親水公園には椰子の木が並ぶ広い歩道や港の景色があり、日航亭と来宮神社を歩いた後に海辺で過ごす時間は、気持ちをゆるめるのにちょうどよかった。

熱海親水公園
熱海親水公園
熱海の港と船
熱海の港と船
さらに進むと、ゲートのような石柱の向こうに鳥の銅像が立つムーンテラスがあった。海に向かって開けた場所で、アーチ状のモニュメントと船着き場が並び、ベンチに座って海を眺める人の姿も見えた。旅の締めくくりに、海風を感じながらゆっくりできたのがよかった。
ムーンテラスの鳥像
ムーンテラスの鳥像

駅近くの和菓子屋、間瀬ではあんみつを食べた。あんみつの甘さがおいしく、歩き疲れた体をいやしてくれた。コーヒーも飲みながら、最後は店内で落ち着いて過ごせた。

間瀬のあんみつと珈琲
間瀬のあんみつと珈琲

沼津の海産物と自然、熱海の温泉と文化を一度に楽しめた充実した旅で、私はこの周辺が個人的に大好きなので、何度でも再訪して新しい良さを見つけたいと思っている。

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