wanderworld

深セン散策(COCO Park・深圳音楽庁など)

カテゴリ:都市散策訪問時期:2018年12月12月の気候: 12.6〜20.9℃ / 降水 19.7mm(雨3.8日)関連スポット:福田口岸卓越INTOWN深圳音楽庁COCO Park深圳会展中心
深セン散策(COCO Park・深圳音楽庁など)
花壇越しの会展中心

2018年12月下旬、ダナンから香港の空港に到着し、そこから深圳へ移動した。歴史的な街並みを歩くというより、広い道路と計画的に建てられた高層ビルが並ぶ、新しく発展した都市の様子を見る散策になった。

福田口岸を経て深圳市内へ

香港の空港はクリスマスムードに包まれていて、大きなツリーや装飾が目に入った。福田口岸までは直行バスが出ており、簡単な審査を経て、1時間30分程度でスムースに深圳市内へ入ることができた。福田口岸は深圳市福田区と香港特別行政区北区の間にある出入境検査場で、中国最大規模の出入境検査場とされている。香港側の落馬洲支線管制站とは歩道橋で結ばれており、2007年8月15日、九広鉄路落馬洲支線の開業とともに開設されたという。実際に訪れてみると、建物の大きさと機能的な外観からも、国境を越えるための大規模な施設であることが分かった。

空港のクリスマスツリー
空港のクリスマスツリー
福田口岸の外観
福田口岸の外観

卓越INTOWNでの一休み

宿に着いた後、少しお腹が減っていたので卓越INTOWNへ向かった。ショッピングモール内には、商品を選んで購入する全自動式のファミリーマートの売店があり、画面と取り出し口が並ぶ様子が少し面白かった。こうした設備を見ると、深圳がIT都市として進んでいることを実感する。食事には久しぶりの日本食を選んだ。完全な日本料理とは言い難いものの、白いお米の上に照り焼きチキンが載り、ガリなども付いていたので、海外で食べるものとしては安心感があった。味の細かな違いよりも、見慣れた組み合わせにほっとしたことを覚えている。

全自動ファミマ売店
全自動ファミマ売店
照り焼きチキン弁当
照り焼きチキン弁当

深圳音楽庁

この年はゆっくりした生活を送ることにしていたため、深圳音楽庁の方まで散歩した。周囲には木々や花があり、指揮者と思われる人物の銅像が花に囲まれて立っていた。音楽庁は日本人建築家の磯崎新が設計し、2007年に完成した音楽専用ホールである。永田音響設計による音響設計はサントリーホールを手本にしたといわれる。ここを本拠地とする深圳交響楽団は、経済特区が設立された2年後の1982年、深圳市人民政府の支援で設立されたオーケストラだという。今回は演奏を聴いたわけではないが、銅像と花を眺めながら歩くだけでも、都市の中で音楽施設が占める雰囲気を感じられた。

花に囲まれた指揮者像
花に囲まれた指揮者像

COCO Park

COCO Parkでは、商業施設の中や周辺に置かれたカラフルなモニュメントを見て回った。ピンク色のブロックを積み重ねたようなオブジェは、建物の前でひときわ目立っていた。別の場所には、サングラスをかけた赤い犬のモニュメントもあり、買い物をしなくても歩いているだけで目に留まるものが多い。COCO Parkは2006年9月に開業した、星河商置による中国初の「内街」概念を採用した大型商業施設で、敷地面積は約85,000平方メートル。屋外には6,000平方メートルの下沈式広場があり、施設の4分の1が休憩スペースとして設計されている。通りを歩いていると、「コーヒーの舞」という、コーヒーカップの上で銀色の像が踊っている独特な像にも出会った。こうした街中の造形物が散策の途中に現れるため、歩いていて飽きなかった。

ピンクの積木モニュメント
ピンクの積木モニュメント
サングラスの赤い犬
サングラスの赤い犬
コーヒーの舞の像
コーヒーの舞の像

ホテルの猫

宿泊したホテルでは猫を飼っているらしく、公共スペースに置かれたサメのぬいぐるみの中で猫が寝ていた。猫が大きなぬいぐるみの口の中で丸くなっている姿はかわいらしく、都市を歩き回った滞在の中では穏やかな場面だった。

サメのぬいぐるみと猫
サメのぬいぐるみと猫

深圳会展中心

深圳会展中心にも足を運んだ。大型のコンベンションセンターだが、周囲のガーデニングが丁寧に整えられており、歩いていると気分転換になる空間だった。深圳会展中心は2004年に総工費32億人民元をかけて建設された深圳市最大の単体建築物で、ドイツの設計事務所gmpが設計を手がけている。全長540メートル、幅282メートル、最高部60メートルという規模で、鉄骨構造とガラスの屋根・幕壁の組み合わせから「水晶宮」とも呼ばれる。周辺には花で形作られた装飾もあり、大きな建築物との対比が印象的だった。

花壇越しの会展中心
花壇越しの会展中心

近くには「40周年」と大きく掲げられた看板もあった。訪れたのは2018年12月なので、深圳経済特区建立40周年ではなく、1978年12月の改革開放から数えた「改革開放40周年」を指すものと思われる。深圳経済特区建立40周年の祝典は2020年10月であり、2018年は中国全土で改革開放40周年の記念行事が行われていた年にあたる。この看板と、高層ビルが並ぶ新しい街並みを合わせて見ると、深圳が歴史的な都市というより、比較的最近になって大きく発展した都市なのだということが分かった気がする。広い道路は人も車も余裕をもって通行でき、きれいに整備されている一方、これからさらに発展して先進的な都市になっていくような予感もあった。

改革開放40周年の看板
改革開放40周年の看板

最終日

最終日には、窓際に座った猫を横目に見ながら公共スペースで作業をしたり、近くの高層ビル群を眺めたりして過ごした。深圳はIT都市ということで一度訪れてみたかった場所だったので、今回それを達成できたことは良かった。高層ビルや広い道路、商業施設のモニュメントを眺めながら、都市の新しさを静かに感じたい人に向いている散策先だと思う。

窓辺の猫と作業机
窓辺の猫と作業机
高層ビル群の眺め
高層ビル群の眺め
地図を見る
福田口岸
卓越INTOWN
深圳音楽庁
COCO Park
深圳会展中心