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ルアンパバーン散策(プーシーの丘・ワット・シェントーンなど)

カテゴリ:寺院・史跡訪問時期:2019年3月3月の気候: 20〜33.1℃ / 降水 41.1mm(雨6.8日)関連スポット:パバーン像安置祠ルアンパバーン国立博物館プーシーの丘ワット・シェントーンRiverview Park
ルアンパバーン散策(プーシーの丘・ワット・シェントーンなど)
黄金のワット・チョムシー

ヴァンヴィエンからバスでルアンパバーンに到着した。1995年にユネスコ世界遺産に登録された古都で、メコン川とナムカーン川の合流点にある半島状の町だが、第一印象は歩道がしっかり整備されている場所が多く、歩きやすい街というものだった。

最初に訪れたパバーン像安置祠(Haw Pha Bang)は、ヤシの木を背景に黄金の装飾をまとった建物が立ち、周囲でも存在感があった。ここには町の名前の由来となった黄金の仏像、パバーン仏が安置されている。パバーン仏は14世紀のランサーン王国建国伝承にも登場する神聖な立像で、両手を胸の前で合わせるハームニャートのポーズをしているという。町の名が「パバーン仏の都」を意味すると知ると、この祠が街の中心にある理由も分かりやすい。

黄金装飾のパバーン像安置祠
黄金装飾のパバーン像安置祠

近くの旧王宮、現在のルアンパバーン国立博物館の周辺もよく整備されていた。刈り込まれた植栽やヤシの木が並ぶ敷地は落ち着いていて、建物を見ながら散歩するのにちょうどよかった。ラオス伝統建築とフランス統治時代のコロニアル様式が調和した町並みが世界遺産として評価されているが、こうした整った庭や通りを歩くと、街全体の雰囲気を実感できる。

国立博物館周辺の庭園
国立博物館周辺の庭園

この街はカフェも比較的多い。広々とした店内のカフェに入り、アイスティーとブラウニーを頼んで、スマートフォンを充電しながら休憩した。白い椅子と明るい店内で、飲み物とケーキを前にしてしばらく作業を止められたのはありがたかった。観光の途中に気軽に入れる場所があることで、歩き続けるだけではない過ごし方ができた。

アイスティーとブラウニー
アイスティーとブラウニー

プーシーの丘

プーシーの丘へ向かう道には、細長い階段が丘の上まで続いていた。プーシーは「仙人(ルーシー)の山」という意味で、2人の仙人がこの山にたどり着き、ルアンパバーンの町を築いたという伝説が残っている。標高約150メートルの小高い丘で、頂上までの石段は328段ある。実際に登ると、道の両側の木々に囲まれながら、少しずつ高さを稼いでいく感覚だった。

プーシーの丘へ続く石段
プーシーの丘へ続く石段

頂上では、1804年にアヌルット王が建立した黄金の仏塔タート・チョムシーが目に入る。黄金に輝くワット・チョムシーが丘の上に高々とそびえ、低い位置から見上げても目立っていた。途中にはさまざまな仏像が並ぶ堂もあり、単に階段を登って降りるだけではなく、いくつかの見どころを挟みながら歩ける。

黄金のワット・チョムシー
黄金のワット・チョムシー
丘の途中の仏堂
丘の途中の仏堂
この日は少し曇っていたが、頂上からはメコン川の雄大な流れと街並みを一望できた。川は大きく曲がりながら町の外側へ続き、遠くの山や住宅地は曇り空の下でやや霞んでいた。晴れていればさらに遠くまで見渡せたと思うので、天候が曇りがちだったことは少し残念だった。
丘から望むメコン川と街並み
丘から望むメコン川と街並み

登る途中には寝大仏もあり、木々の間に横たわる姿が印象に残った。さらに、猫がベンチの上で毛づくろいをしている休憩スポットもあり、周囲の静かな雰囲気によく馴染んでいた。行って帰ってくるだけでも、階段、仏像、木陰、動物、頂上からの景色とさまざまな場面があり、歩いた分の充実感はあった。

木陰の寝大仏
木陰の寝大仏
休憩中の猫
休憩中の猫

カフェとナムカーン川の橋

宿へ戻る途中、川沿いを歩いていると、ナムカーン川を渡す木製の橋を人々が行き来している場面が見えた。水面と歩く場所との高さが近く、橋の細さも含めて印象に残った一方、水量が多くなったらどうなるのだろうとも思った。この橋は乾季限定の竹橋、いわゆるバンブーブリッジで、雨季には増水で流されるため、毎年乾季になると新しく架け替えられるという。旧市街と対岸の村を結び、渡るには数千キップ程度の通行料が必要だそうだ。

ナムカーン川の木製の橋
ナムカーン川の木製の橋

翌日以降は、広々とした店内からメコン川を眺められるSaffron Coffeeで、作業をしながらくつろいだ。コーヒーと小さなケーキをテーブルに置き、川を眺める時間は、寺院や丘を歩く観光とは違う落ち着きがあった。

Saffron Coffeeでの休憩
Saffron Coffeeでの休憩

ナムカーン川のすぐそばにある有名カフェ、ユートピアにも行った。川に面した空間には低いテーブルや敷物があり、寝そべりながら作業できる。実際に横になって過ごすと、観光地に来ているというより、普段の生活の延長で休んでいるような気分になった。全体的にリラックスムードがただよう街で、治安もよく、気楽な感じで過ごせたように思う。

川辺のユートピア
川辺のユートピア

ワット・シェントーンとRiverview Park

ワット・シェントーンでは、まず黄金装飾の美しい外観が目を引いた。1560年にセーターティラート王によって建立された、ルアンパバーンで最も重要とされる仏教寺院で、1975年まで王室の庇護を受けていたという。屋根が地面に向かって低く流れる、典型的なルアンパバーン様式の建物で、重なった屋根と正面の細かな装飾が印象的だった。

ワット・シェントーン外観
ワット・シェントーン外観

堂内では、お坊さんたちが仏像に向かってお祈りをしていた。外の装飾的な美しさとは違い、赤い絨毯と柱に囲まれた内部には静かな緊張感があり、しばらくその様子を見ていた。金属彫刻など見どころも多く、境内をゆっくり見て回ることができた。

堂内で祈る僧侶
堂内で祈る僧侶

扉や壁面の装飾には、人物を表した金属彫刻や細かな植物文様が施されていた。近くで見ると、金色の装飾が一面に重なり、遠目で見た寺院の華やかさを細部から支えていることが分かる。寺院は外観だけで通り過ぎず、境内をゆっくり歩いて見る方が印象に残る場所だった。

金色の人物彫刻
金色の人物彫刻

その先にあるRiverview Parkにも足を延ばした。両脇に花が咲く歩道が整備され、川と遠くの山を眺めながら歩ける。市内の中心地からは少し離れた場所だったが、見渡しのよい景色と一緒に撮影できる看板もあり、来た甲斐があったと思う。

花の並ぶRiverview Parkの道
花の並ぶRiverview Parkの道
Riverview Parkの撮影看板
Riverview Parkの撮影看板
こうしてルアンパバーンの旅を終え、チェンマイへ向かうため空港へ行った。街と空港の距離が2キロメートルほどしか離れていないので、移動が非常に便利だった。空港の案内看板を見ると、旅の終わりを実感した。
空港の案内看板
空港の案内看板

曇りがちな天候は少し心残りだったが、寺院や川沿いを歩き、カフェで作業もしながら、ゆっくりとした時間の流れを楽しめる街だった。次回は天候のよい日を狙って、もう一度滞在したい。

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パバーン像安置祠
ルアンパバーン国立博物館
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